2024年6月4日、サイアムレイワのブリラム本社にて竣工式を行いました。創業当初はコロナ禍中だったため、大勢の僧侶や関係者を招くことはできませんでしたが、約4年越しに開催を決行し、竣工式はタイの慣習に習い、「เลี้ยงพระ」(リアン・プラ)で行いました。「เลี้ยงพระ」(リアン・プラ)とは「เลี้ยงพระ」(リアン・プラ)とは、タイ語で「僧侶をもてなす」という意味であり、タイの仏教文化において重要な儀式の一つです。主に僧侶に食事を提供する行為で、以下のような状況で行われます。宗教行事や祭りの際タイの仏教行事や祭りの一環として、僧侶に食事を提供することがよくあります。たとえば、ウィッサーカブーチャ(仏誕節)やアーサーハブーチャ(出家記念日)などの大きな祭りの際に行われます。個人や家族の特別な機会誕生日、結婚記念日、新居の入居、商売繁盛を祈るためなど、個人や家族の特別な機会にも「เลี้ยงพระ」が行われます。これにより、幸福や繁栄を祈願します。葬儀や追悼の際故人の供養のために僧侶を招いて食事を提供することもあります。この場合、故人の魂の安寧を祈るための重要な儀式の一部となります。今回、上記の「商売繁盛」にあたる儀式を行いました。お経を唱えている間は手を合わせて黙祷をし、「聖水」を頭と肩にかけて身を清めることをします。具体的には以下のような流れです。準備食事を用意し、僧侶を招待します。食事は通常、朝の時間帯に提供されることが多いです。お祈りと供物の捧げもの僧侶が到着すると、仏教のお祈りを行い、供物を捧げます。食事の提供僧侶に食事を提供し、その後、僧侶が食事を摂ります。この際、信者は静かに見守ります。お祈りの終了食事が終わると、僧侶が再びお祈りを行い、信者の徳を積むための祝福を行います。このように、「เลี้ยงพระ」(リアン・プラ)はタイの仏教文化において、徳を積むための重要な儀式であり、企業や個人にとっても大切な行事の一つです。創業当初はコロナ禍であった為、行事を行うことができず工場の運営を行って参りましたが、ようやく一つの区切りを終えて新たな気持ちで再スタートができそうです。竣工式後はタイ農業勉強会をそのまま開催日本の農業と同じくタイの農業もアウトドアで農作物の栽培をしますが、サイアムレイワでは植物工場を建ててインドアで農作物栽培をすることから始まった会社です。最近ではアフリカ原産イネ科の植物ソルガムの研究をタイの大学と行ってたりもします。今回は、その様子を勉強しに多くのゲストが竣工式と同じ日の午後に当社にお越しになりました。タイで農業法人を運営するには幾ばくかの障壁も多々クリアしないといけない話、またコロナ禍中を経て順風とは言えない状況からサイアムレイワの現在に至るまでの歴史と、事業用ライセンス、農業用ライセンスの説明、インドア栽培室のメリット、デメリットについても勉強していただきました。最後には当社でご用意したブリラム産のお土産も購入していただき、この日は無事に満足していただけた様子でした。懇親会も初めて主催勉強会にお越しの方々のためにサイアムレイワで初めて懇親会も主催しました。創業時はコロナ禍中だったため、大勢が1箇所に集まる行事を開催することができませんでしたが、この日、6月4日はタイの仏教カレンダーで良い日とされていたので、このような初めての試みも、竣工式を行った日と同じ日に行いました。懇親会はブリラム中心地のホテルの会場にて行い、バンコクと違ってとてもリーズナブルな価格で会場が抑えれたのは、やはりタイの地方企業ならではの特権でしょうか。会場には約50名の方に参加していただき、この場でしか聞けないサイアムレイワのこれからの展望について代表のフジシロよりお話をいたしました。この日はサイアムレイワにとって最も長い1日でした。